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古墳に立てられた埴輪には、人や動物をはじめさまざまな器物を模した造形物があります。近年では、それらを埴輪群像としてとらえて、その物語る意味を探る研究が進んでいます。 それでは、奈良県出土の埴輪では、どのような意味づけができるのでしょうか。県内の古墳からも人物をはじめ、各種の埴輪が出土していますが、本来の姿に復元できないものも少なくありません。それでも、なかには独創的な表現の人物や動物・建物などを見つけることができます。それが、各古墳を築造した集団の自己主張であったのでしょう。 今回の展覧会では、5・6世紀の県内出土の埴輪と木製品を対象にして、作られた時代背景と、それぞれの古墳で表現された埴輪群像の場面は何を語るか考えます。 ところで、はにわ人の男女はどこで見分けるのでしょう? 展示ではそのような鑑賞ポイントも各所にもりこみます。 |
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右上画像 髷を結う女性(池田4号墳/大和高田市) 左下画像 靫を背負う男性(池田9号墳/大和高田市) |
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飾り馬と馬牽き(下田東古墳/香芝市) |
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研究講座 橿原考古学研究所1階講堂 いずれも13:00〜、聴講無料 4月27日(日) 「はにわ人と動物たちの世界」 当博物館 千賀 久 「池田古墳群とその埴輪」 大和高田市教育委員会 前澤郁浩 氏 5月18日(日) 「威儀具を形象した埴輪と木製品」 橿原考古学研究所 鈴木裕明 「埴輪から見た畿内と東国」 専修大学・前橋国際大学講師 右島和夫 氏 6月1日(日) 「王の生きざまと埴輪の世界」 橿原考古学研究所 坂 靖 「巣山古墳とその埴輪」 広陵町教育委員会 井上義光 氏 |
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列品解説 4月27日(日)、5月18日(日)、6月1日(日) 各日午前10時30分〜 |
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古墳見学会−国際博物館の日 記念事業− 5月11日(日) 10:00〜16:30 馬見丘陵の古墳を歩く 集合 近鉄大阪線築山駅 参加費無料、小雨決行、昼食持参 |
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