冠をかぶる男
   
    はにわ人
動物たち   
大和の埴輪 大集合
 
 

 

見返りの鹿
冠をかぶる男
(四条1号墳/橿原市)
見返りの鹿
(四条1号墳/橿原市)
 古墳に立てられた埴輪には、人や動物をはじめさまざまな器物を模した造形物があります。近年では、それらを埴輪群像としてとらえて、その物語る意味を探る研究が進んでいます。

 それでは、奈良県出土の埴輪では、どのような意味づけができるのでしょうか。県内の古墳からも人物をはじめ、各種の埴輪が出土していますが、本来の姿に復元できないものも少なくありません。それでも、なかには独創的な表現の人物や動物・建物などを見つけることができます。それが、各古墳を築造した集団の自己主張であったのでしょう。

今回の展覧会では、5・6世紀の県内出土の埴輪と木製品を対象にして、作られた時代背景と、それぞれの古墳で表現された埴輪群像の場面は何を語るか考えます。

ところで、はにわ人の男女はどこで見分けるのでしょう? 

展示ではそのような鑑賞ポイントも各所にもりこみます。
髷を結う女性と靫を背負う男性
右上画像
髷を結う女性(池田4号墳/大和高田市)
左下画像
靫を背負う男性(池田9号墳/大和高田市)

飾り馬と馬牽き
会   期 平成20年4月19日(土) 〜 6月15日(日)
会期中の祝・祭日は開館します。 月曜日休館。
休館日 月曜日、5月7日(水)(会期中の祝祭日は開館)
開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで)
入館料 大人800円(500円)
高・大学生450円(350円)
小・中学生300円(250円)
※ ( )内は20名以上の団体料金

飾り馬と馬牽き(下田東古墳/香芝市)

研究講座
橿原考古学研究所1階講堂 いずれも13:00〜、聴講無料

4月27日(日)
「はにわ人と動物たちの世界」  当博物館  千賀 久
「池田古墳群とその埴輪」   大和高田市教育委員会 前澤郁浩 氏

5月18日(日) 
「威儀具を形象した埴輪と木製品」  橿原考古学研究所  鈴木裕明
「埴輪から見た畿内と東国」  専修大学・前橋国際大学講師  右島和夫 氏

6月1日(日)
「王の生きざまと埴輪の世界」  橿原考古学研究所  坂 靖
「巣山古墳とその埴輪」  広陵町教育委員会  井上義光 氏

列品解説
4月27日(日)、5月18日(日)、6月1日(日) 各日午前10時30分〜

古墳見学会−国際博物館の日 記念事業−
5月11日(日)  10:00〜16:30 馬見丘陵の古墳を歩く
集合 近鉄大阪線築山駅  参加費無料、小雨決行、昼食持参
埴輪と遊ぼう! −見る、触れる、学ぶ
1.はにわづくり見学
  館内で奈良芸術短期大学のお兄さん、お姉さんがはにわを作ります。
  はにわ作りの説明もあるよ。
2.はにわをつくろう
  人物埴輪のミニチュアづくりに挑戦しよう!!
  4月26日(土)
  5月10日(土)、16日(金)、22日(木)、25日(日)、31日(土)
  6月8日(日)、6月11日(水)
  各回とも13時〜15時、先着30名(小学校高学年以上)
  材料費として500円が必要です。
3.はにわ体験
  復元したはにわや本物のはにわを持ち上げて、重さを体験しよう。
4.はにわミニ講座
  小中学生の団体を対象に30分ほどのミニ講座を学芸員が行います。事前申し込みが必要です。

1、2は奈良芸術短期大学陶芸コースのご協力により実施します。
石見遺跡から出土した埴輪をもとにイメージしたイワミンです。これから彼が展覧会のガイドをつとめます。
イワミン
石見遺跡出身のイワミンです。これからボクがみなさんをご案内します。

▲このページの上に戻る