特別陳列

2009.1.10
「宇陀 悠久のとき」
会期 2009年2月7日(土)~3月22日(日)

 1960年代以降、宇陀市内において埋蔵文化財の発掘調査が数多く行われています。出土した資料も膨大な量に達し、そのなかには宇陀に対する従来の認識を一変させるものが多数あります。
 2006年、菟田野町、大宇陀町、榛原町、室生村が合併して 宇陀市が誕生しました。それに伴い、埋蔵文化財行政もより広域的なものが求められようとしています。そこで宇陀市内出土の優品資料を一堂に展示することによって、市民をはじめ、多くの方々に宇陀の歴史(縄文時代~近世)を再認識していただき、今後の宇陀市発展に向けた契機にしたいと思います。 

休館日:毎週月曜日
入館料:大人 400円(350円)、高・大生 300円(250円)
    小・中学生 200円(150円)  ( )内は20名以上の団体料金
主 催:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、宇陀市、宇陀市教育委員会
後 援:宇陀市文化協会、宇陀市観光連盟、
    桜井宇陀広域連合 曽爾村教育委員会、御杖村教育委員会、奈良新聞


[関連事業]
<講演会>
■第1回 2月14日(土)
宇陀市榛原総合センター(宇陀市榛原区萩原2610番地の1 近鉄「榛原駅」下車)
(↑名称をクリックすると地図がひらきます。)
 「宇陀 悠久のとき-今に伝える地域の歴史-」  菅谷文則 氏(滋賀県立大学名誉教授)
■ 第2回 3月 1 日(日)  奈良県立橿原考古学研究所 1階講堂
「宇陀市周辺の石造物」  奥田 尚 氏(奈良県立橿原考古学研究所)
「古代の宇陀」  柳澤一宏(宇陀市教育委員会)
■ 第3回 3月15日(日) 奈良県立橿原考古学研究所 1階講堂
「宇陀と天武天皇」 玉城妙子 氏(紀行作家)
「宇陀の城と町」  辻本宗久(宇陀市教育委員会)
※いずれも午後1時開演、 聴講無料


[展示解説]
  第1回 2 月 8 日(日)
  第2回 3 月 1 日(日)
  第3回 3 月 15 日(日)
  ※いずれも奈良県立橿原考古学研究所附属博物館特別展示室、午前11時より


[遺跡見学会]
  3月14日(土)  10時集合
  集合場所:宇陀市中央公民館 (宇陀市大宇陀区中庄202番地) 
  (名称をクリックすると地図がひらきます。カーソルと目印が表示されているところが中央公民館になります。)
  交通手段:奈良交通バス 近鉄榛原駅発「大宇陀(内原)」行き 「大宇陀高校前」下車
        榛原駅発9:10、33 (榛原駅3番乗り場1系統)
  内  容:旧大宇陀町と旧榛原町の遺跡を宇陀川沿いに近鉄榛原駅まで歩きます。

[主な展示品]
有舌尖頭器(高田垣内遺跡) 縄文土器(高井遺跡) 銅鏡(見田・大沢古墳群) 短甲(後出古墳群、野山古墳群) 韓式土器(坊ノ浦遺跡) 木製品(戸石・辰巳前遺跡、谷遺跡) 新羅土器(神木坂古墳群) 軒丸瓦・塼仏(駒帰廃寺、小附廃寺) 青磁椀(永峯柿本遺跡) 灰釉壷(谷畑遺跡) 天目茶碗(澤城跡) 鬼瓦・染付(宇陀松山城跡) 陶磁器(宇陀松山城下町)

主な展示品

高井遺跡 縄文土器
後出古墳群 甲・刀剣・鉄鏃
澤ノ坊2号墳 玉類
宇陀松山城 桐紋鬼瓦
 
 

谷畑遺跡 瀬戸美濃四耳壺