本文へジャンプ
  藤原京の全体像は、日本古文化研究所による宮の調査、奈良県による宮北限の調査、大藤原京の提唱などを経て、東西の京極はほぼ決定したものの、南北に関しては確定していません。さらに推定されている京域内で、条坊がどの程度施工されていたのかも問題とされています。
 昭和13年(1938)から調査が行われた橿原遺跡は当時、藤原京が遺跡の上ではほとんど明らかになっていなかったため、その位置付けも行われていませんでした。その後の調査・研究の積み重ねにより、最近になってようやく藤原京域に含まれることが明らかになってきました。
 今回の特別陳列ではこのような藤原京研究の現状をふまえ、本年が橿原遺跡の調査から70年という節目の年でもあることから、橿原遺跡の古代の遺構を再検討し、藤原京の中での位置付けを試みます。さらに今日に至る藤原京の調査、研究史をたどることによって、その現状を広く紹介します。
橿原遺跡の第9号井戸の調査風景(昭和13年〜) 橿原遺跡第9号井戸出土遺物

開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

会  場 博物館特別展示室
入 館 料
大人 400円 (350円)
学生(高校・大学)  300円 (250円)
小人(小・中学校)  200円 (150円)
 ()は20名以上の団体料金
 65歳以上と小学生未満は無料。
 土曜日は小・中学生、高校生、特別支援学校生も無料。

講 演 会
第1回  3月1日(土)
「藤原宮木簡の40年」 鶴見泰寿(当研究所)
「藤原宮の造営と古道」 近江俊秀(当研究所)
※変更になりました
第2回  3月15日(土)
「橿原遺跡と藤原京」 大西貴夫(当博物館)
「橿原市が発掘した藤原京」 濱口和弘(橿原市教育委員会)

橿原考古学研究所講堂にて、午後1時より、聴講無料

木  簡
特別展示

 昭和41年から44年に行われた藤原宮の調査では2100点に及ぶ大量の木簡が出土しています。これらの木簡は飛鳥〜奈良時代の律令制の整備にかかわる内容を示した「己亥年十月上挟國・・・」の木簡(右)や当時の宮廷生活をうかがわせるもの、薬草の給付の記録など日本の古代史を解明する上で、重要な位置を占めます。
 当研究所では通常、これらの木簡を出土環境を保つため、水に漬けた状態のまま保管しています。また、脆弱な史料であるため、なかなか一般に公開することができません。
 今回、藤原京の特別陳列にあたり、期間を9日間に限定して実物を展示できることになりました。生の史料を実際に見ることが出来、木簡がの保管の様子も見ることの出来るまたとない機会です。
 
(10点の公開を予定していますが、状態によっては変更になる可能性もありますので、ご了承ください。)

展示解説 2月17日(日)、 2月23日(土)、 3月20日(木・祝)
展示室にて、各日午後1時より
三彩小壺(東竹田遺跡) 木 簡
橿原遺跡第13号井戸出土土器 橿原遺跡 六角形井戸枠

遺跡
見学会
「藤原京を歩く」
3月16日(日)

午後1時より、 博物館前集合、 小雨決行、申し込み不要、参加無料
当日配付資料があります。

担当者の解説をFMラジオでお聞きいただけます。当日、参加者多数でも、解説を聞いていただくことができますので、FMラジオの携行をお勧めします。(ラジオの貸し出しはありません)

コース
博物館 →丈六北・南遺跡 →藤原京右京十二条四坊調査地 →藤原京右京十一条四坊調査地 →田中廃寺 →日高山瓦窯跡 →朱雀大路跡 →藤原宮跡 →藤原宮北面西門跡 →橿原市藤原京資料室 →縄手池周辺 →本薬師寺跡 →畝傍御陵駅 (約8Km)

参加者には記念品があります。