2005.1.29(土)〜2.13(日)

 藤ノ木古墳の金銅製馬具は、6世紀の東アジアの金工品のなかでも屈指の優品です。これらの製作地については、朝鮮半島の新羅・百済または列島内の工房など、解釈は分かれていますが、その製作にあたって複数の地域のデザイナーや工人が参画したことは間違いないでしょう。

 今回は、このような馬具の製作技術を探るために、龍文飾り金具の復元製作に取り組みました。8枚の出土品は、文様表現で大きく2種に分けられますが、いずれも鞍金具の文様に共通する表現法であり、鞍と同じセットの馬具として作られたと考えられます。なお、この金具の裏面の鋲のようすから、他の馬具のように革帯に装着したのではなく、厚い布に付けて使用されたことがわかります。


2005年1月29日(土)〜2月13日(日)
*会期中のイベント
 2月 6日(日) 午後1時〜3時 情報コーナーにて
 彫金の実演と解説
 松林正徳氏・鈴木 勉氏(工芸文化研究所)
月曜日・2月11日(祝)
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
講座室
〒634−0065 奈良県橿原市畝傍町50−2
(近鉄橿原線 畝傍御陵前駅 下車徒歩5分)
(近鉄南大阪線 橿原神宮前駅 下車徒歩15分)
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
大 人400円(350円)
学 生(大・高校生)300円(250円)
小 人(中・小学生)200円(150円)
( )は20名以上の団体料金
   
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