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斑鳩 藤ノ木古墳 現地説明会資料(2001年4月14・15日)
はじめに
藤ノ木古墳は6世紀後半に造営された直径約48m、高さ約9mの円墳です。 これまでに昭和60年から昭和63年にかけて三回の発掘調査を実施し、平成3年には国史跡の指定を受けました。そして平成4年度より整備に向けた史跡指定地の公有化を進める一方、平成11年度からは石室保存修理事業としてこれまでに写真測量を導入した石室の現状記録調査を実施しています。 今回の調査については、藤ノ木古墳における保存と活用を目指した整備方針により、羨道側壁の状況を確認する必要性と、石室公開に伴う見学者用通路の確保という観点から、石室羨道閉塞部の発掘調査を第4次調査として実施いたしました。
調査前の石室実測図
調査前の閉塞石の状況(阿南辰秀氏撮影) 調査の概要
調査後の状況(阿南辰秀氏撮影) まとめ 大和の大型横穴式石室で閉塞石を調査した例は、市尾墓山古墳(高取町、6世紀前半)、平林古墳(当麻町、6世紀後半)、烏土塚古墳(平群町、6世紀後半)、牧野古墳(広陵町、6世紀後半)など数えるほどしかありません。しかも、これら古墳の閉塞石の遺存状況は悪く、藤ノ木古墳のような大型横穴式石室の閉塞石を良好な状態で調査できた例はほとんどありません。今回の調査は、6世紀後半の大型横穴式石室の構造を考える上で、重要な資料を提供することとなりました。 発掘調査及び本資料の作成にあたっては平田政彦(斑鳩町教育委員会)と青柳泰介(奈良県立橿原考古学研究所)が担当し、奈良県立橿原考古学研究所河上邦彦、寺澤薫、西藤清秀の指導を得た。
* この調査は、斑鳩町教育委員会が主体となり、橿原考古学研究所が協力して行ったものです。
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